資本金について【スタッフブログ】

2024.04.08

今回のテーマは資本金です。
 
資本金とは会社を運営していくために株主から集めた資金のことです。
会社はこれを使って利益を上げて株主へ利益を分配します。

 
株式会社設立時にこの資本金の金額を決める必要があります。
会社法上は資本金1円でも設立することは可能ですが、
1円で会社を運営していくことは不可能です。

また、資本金は登記事項なので誰でも調べることができ、
1円だということが明らかになれば対外的な信用を著しく損なうことにもなります。
 
では資本金を決定するにあたりどのようなことを考えればいいのでしょうか?
 
経営上の観点からは、設立当初は事業がうまく回らず、
資金が不足することも考えられるので
事業が軌道に乗るまでの3ヶ月程度の運転資金は資本金としてあったほうがいいと思います。
 
 
税金の観点から考えると1,000万円未満であれば
設立後2年間は消費税の免税が受けられます(条件によっては免税が受けられない場合があります)が、
1,000万円以上の資本金にしてしまうと1期目から消費税が課税されてしまいます。

2年間分の消費税は相当な金額になりますので特別な事情がない場合は
資本金を1,000万円未満に設定することをお勧めします。
また、法人住民税に関しても1,000万円を超えると高くなります。
 
 
その他、派遣業等の許認可が必要な業種では資本金の額が要件の一つになっている場合もあります。
許認可が必要な業種で設立を考えている場合は資本金の要件もしっかり確認してください。
 
 
今回は資本金について考えてきました。
初めて起業する方にはイメージしにくいと思いますので悩んだら弊所へお気軽にご相談ください。
初回は無料で承っております。
 
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